2013年3月30日土曜日

J4節 清水エスパルス今日も守備崩壊 0-4広島

2013年今季公式戦戦績
Jリーグ       シュート被シュート
3/2 1節 大宮2-2清水 9 11
3/9 2節 清水0-5横浜 3 13
3/163節 湘南1-1清水 9 7
ナビスコ
3/201節 清水1-1甲府 7 5
3/232節 磐田5-1清水 7 11
Jリーグ
3/304節 清水0-4広島 4 13

6試合合計 得点4 失点 18 
昨年から公式戦12試合勝ちがありません。

 何が問題かというと、もちろん守備なのですどこでボールを奪うかが全くできていないのです。 一度相手にボールを持たれるとフィニッシュまで持っていかれるシーンが多いのです。 昨年の好調時はアレックスが献身的な前線の守備をして、中盤で村松がボールを奪取して大前高木がカウンターで仕掛けるという形があったのですが、今年は前線でバレーが張っていてその前でボールを奪われると、全くプレスが効かないのでズルズルと守備が下がってしまう。 

 当然のことですが、下がりながらの守備は難しく、DFの選手が前を向いた状態でボールを奪える状態が作れないのが、今の清水のウィークポイントなのです。いくら3ボランチにしたところで、前を向いて守備ができなければ全く意味がないのです。

 そこで、バレー、石毛、八反田の前線の守備が必要になってきます。3人の守備能力もちょっと問題なのですが、とりわけ高い位置から守備をする必要もないのです。とりあえず、サイドに追い込みながらボールの奪いどころを決めなくてはいけない。サイドにボールが出たらSB、MF、FWの選手の3人でボールを奪い逆サイドに展開することが必要。そこでボールを奪えなくても大きな展開をさせなければ、それほど裏を取られることはありません。

 攻撃に関しては、Jリーグ1節で大宮に2-0とリードされたことから、瀬沼を投入してスクランブルする方法を取りましたが、相手のバックスが高ければ機能しません。大宮戦のような競り合ってボールがこぼれるくらいしか得点チャンスはないでしょう。 このような内容の試合を続けたことが、チームの停滞に繋がったような気がします。(清水のサポーターが一番望まない攻撃スタイルですね)

 攻撃に関しては、バレーが前線に張って左右にしか動かないのですが、もう少し、縦に引いてもらうことが必要です。できればポストプレーをしてもらって、石毛か八反田が左右に展開して、再びバレーがDF裏に入るという展開が出来ればチャンスはもっと多くなるでしょう。そういう意味では、高原、小野、小林大吾というベテランを放出したのは痛い。

 清水の場合、2010年に優勝争いに敗れ、翌年から経営も赤字でどうしても若手主体のチームにしなくてはいけなくなってなっているのが現状ですが、各クラブの決算状況をみるとここまで若手にしなくてはいけないのかと首をかしげたくなります。  クラブの下部組織も以前に比べずいぶん親御さんの出費が多くなっているようです。
 
 まあそんことより今大事なことは、選手のメンタリティの問題でしょうね。若い選手が多いのでどうしても失点しまうと、自信を無くしてしまいます。 杉山浩太高木淳平あたりがもっとチームを鼓舞しなくてはいけないのですが、しばらくチームを離れていたこともあって大人しいですね。 もう一度、チーム戦術を見直してもっと声を出してプレーすることが、今の清水には大切ですね。
 
 Jリーグは34試合。1勝2敗ペースで勝ち点33 ここに引き分けを7つ入れれば勝ち点40になります。できれば次節勝利をと思うのですが.....今の状況では厳しいかな? ここ2年J2降格を覚悟してのシーズンインでしたが、今年は本当に危ないですね。