2013年5月22日水曜日

IPhone5 auの4G LTE問題について

 消費者庁によると、KDDIは12年9月以降、ホームページや製品カタログで、アイフォーン5を含むLTE対応スマートフォンについて、下り毎秒75Mbpsの通信速度のエリアが、「サービス開始時より全国主要都市をカバー」「2013年3月末に人口カバー率で96%になる」などと記載
実際は75Mbpsのサービスを利用できるエリアの人口カバー率が14%だった。

 確かに誇大広告ではあったが、auとソフトバンクのホームページをみると4GLTEについては両社ともかなり不親切。そもそもiPhone5が日本で使えるバンドは2.1Ghz帯だけソフトバンクでは4GLTEエリアのマップを載せていますが(auは未だに地名だけ)、よ〜くみると iPhone5で75Mbpsのサービスを受けられるのは(宮城県仙台市青葉区の一部、宮城県仙台市太白区の一部、宮城県名取市の一部、埼玉県羽生市の一部、埼玉県加須市の一部、埼玉県久喜市の一部、大阪府岸和田市の一部、大阪府泉佐野市の一部、大阪府貝塚市の一部、福岡県久留米市の一部、福岡県三井郡大刀洗町の一部、福岡県小郡市の一部、福岡県朝倉市の一部 2013年4月25日現在。)かなり狭いエリアのようです。 カバー率からいったらauよりソフトバンクの方が低いかもしれません(数字を公表していないのでわかりません)

 誇大広告に関しては問題ですが、4GLTEとかLTEとかはちょっと分かり難いですね。しかもマルチバンドとかプラチナバンドとかいろんな言葉がマスメディアに突出しているのでなんかそれだけで速そうな気がします。 

 androidとiPhoneでも使用するバンドがちがったりするので、実際につながりやすかったり、高速だったりするのは調査機関によっても違うのではないでしょうか?

最近発表された日経BPコンサルが全国1000カ所調査 2013年04月26日では、 
LTE(4GLTEを含む)が最もつながるのはドコモ高速なのはauという結果も出ています。

つながりやすさというのは以前書いた記事の株式会社Agoopの調査が正しいような気もしますが、今回の日経BPコンサルの調査のほうがandroidとiPhoneと分けているのでわかりやすいですよね。


ソフトバンクモバイルのiPhone 5が90.9%auのiPhone 5が87.1% (37.5Mbpsサービスがほとんど)
ちなみにNTTドコモで、97.4% auのAndroidが95.6% ソフトバンクモバイルのAndroidが73.5%

LTE回線の平均ダウンロード速度は
auのAndroidが21.67Mbpsでトップ
ソフトバンクのAndroidが20.78Mbps ドコモが16.06Mbps 
auのiPhone 5は10.72Mbps ソフトバンクのiPhone 5が9.49Mbps
(iPhoneは下り最高速度が37.5Mbpsのところがほとんど androidは4GLTEの75Mbpsなので当然速い iPhone対応の基地局はソフトバンクが約2万6千 auが1万6千 加入者数の多さも下り速度には影響している)


 ということで、iPhoneをauからソフトバンクに乗り換えたいと思っている人も沢山いると思いますが、現状では両社ともそれほど変わらないと思いますよ。 ただ、iPhoneに関してはソフトバンクは看板商品にしているので将来的にはいいのかもしれません(インフラ整備はauよりも速いですね)。 

 個人的には、機種が新しくなってもそれほど機能が変わらなくなってきているので如何に通信費を抑えるかがを課題だと思っています。 各社とも中高年者の取り込みで通信費の増加を狙っていますが、既存のユーザーは通信費の高騰に頭を痛めています。