2013年5月2日木曜日

UEFA CL決勝は バイエルンvsドルトムント 初のドイツ対決

 バルセロナ黄金時代の終焉 
 メッシは最後までベンチに座ったままで、バイエルンに全く抵抗できず惨敗しました。

 今シーズンのバルサは年末まで順調に来ていましたが、シーズンの初めこそ好調でしたが今年に入り、リーガと国王杯のクラシコに連敗。 CLではアウェイでACミランに負け、PSGには途中メッシを欠き2戦連続のドロー。 バイエルンには2試合とも惨敗。 メッシの19試合連続ゴールという輝かしい記録もあるけれど、メッシ依存というゲームが多すぎました。 今シーズンはビジャが一昨年の怪我から出遅れまだ本来の調子ではないし、アレクシスも昨シーズンのようなキレがない。ペドロも何故かゴールが決まらない。
 守備もベテランのプジョルがいないと引き締まらないし、マスチェラーノも戦列を離れるアクシデント。 今シーズンはもともとセットプレー、カウンターからの失点が多く守備はかなり問題も多かった。 ビラノバは失点より多く得点を挙げれば勝てると言っていたが、バイエルンには1点も取ることが出来ませんでした。 
 
 気が付けば、チームの中心のビジャは33歳プジョルは35歳で週に2日の試合にベストパフォーマンスをするには無理がありますし、若いと思っていたイニエスタももうすぐ29歳でベテランの域に入り始めています。 
 グラウディオラの懐刀だったビラノバの就任も、昨シーズンからの腫瘍の治療で長い間戦列を離れることになったし、リーガの優勝は間違いないだろうが、今回の惨敗で来シーズンは指揮をとることがなさそうな気がします。

 また、GKのバルデスは来シーズンはバルサのゴールマウスを守ることはないだろうし、セスク、ビジャ、アレクシスも欧州の各クラブからの移籍オファーが絶えないようです。 バルサのポゼッションのフットボールも研究されつくされていて今後は守備からの再構築が必要になるのではないかと思います。

 モウリーニョの夢も破れる 
 リーガ連覇の可能性が早々になくなってCLにかけていたマドリーだったが、ポルト、インテルに続く3チーム目でのCL優勝を果たすことなくマドリーを去ることになりそうです。

 スペイン代表のカシージャス、セルヒオラモスとの確執は周知のとおりです。 ドルトムントとのホームゲームは凄いパフォーマンスでドルトムントを追い込んだが、今シーズンのCLのアウェイでの戦い方はあまりよくなかった。 リーガでも格下相手に敗戦も多く、選手層の厚さとチーム内の確執になかなかチームが一枚岩になれなかったというシーズンになってしまった。

 初のドイツ対決になった決勝ですが、会場は宿敵イングランドの聖地ウェンブリースタジアムです。 イングランドの人々にとっては一番見たくない組み合わせになってしまいましたね。