2014年7月10日木曜日

W杯 準決勝 ブラジル1-7ドイツ ブラジル守備崩壊

 ビックリくるすような展開になってしまって、ブラジル国民でなくても茫然としたのではないだろうか? 
 ネイマールの怪我で攻撃力の低下を心配されていたけれど、それよりDFの要 キャプテンのチアゴ・シルバの累積警告での出場停止のほうが気になっていたが、その心配が的中してしまった。 
 チアゴ・シルバに替って先発したのはダンテ。ダビィド・ルイスとセンターを組んだけれど、ラインコントロールがほとんどできていなかった。 CKからダビィド・ルイスがミュラーのマークを外され失点すると、最終ラインのコントロールができていないDFラインをミュラーにつかれ2失点目。マルセロの守備にも問題があったけれど、最終ラインをしっかりコントロールするには、もっと2人のCBが統率しないと全く機能しない。

 対するドイツは最終ラインがきっちりコントロールできているし、中央をブロックして簡単に中に入らせないから、ブラジルは両サイドしか攻撃の起点を作れないのだが、ミュラーのように一人で崩せるプレーヤーはいないから、ほとんどチャンスらしいチャンスが作れない。

 いつもだと、意図的に中央にスペースをあけて、相手が入ってきたところを潰しに行って一気にカウンターということをブラジルはよくやっていたが、フェルナンジーニョ、グスタボは全く機能せず、最終ラインの吸収されることも多くDFはボロボロだった。焦って攻め上がってボールを失いドイツにスペースを突かれ前半だけで5失点。2失点したところで誰かが守備ラインをもう一度確認しあうということもできないほど、ブラジルは浮足立っていた。

 近年のブラジルは攻撃より守備のチームだっただけに、一度崩れると一気に崩れてしまうんですね。 日本もある程度攻撃的なチーム作りをして臨んだ大会だったけれど、守備に関しては最後まで改善できなかったのは大きな問題でしたね。コロンビア戦も最初からスクランブル見たいでペース配分できず、最終的はDFを疲弊させるだけに終わってしまいました。
 
 次期監督はどうやらぺケルマンでなくアギーレがのようです(アギーレも4年越しのオファーですね)が、協会がどのような代表を作っていきたいか明確にする必要もあるし、何度も言いますが、協会が古河・三菱体制から早く脱却して若い優秀な幹部を育てないと日本サッカーはいつまでたっても世界に追いつけないでしょうね。
 これはAFCにも言えることで、今のAFCは中東勢に仕切られている限り、いつまでたってもアジアのサッカーは遅れたままでしょうね、今回のアジア勢は1勝もできなかったから4.5枠は確実に4枠に減るでしょう。