2016年1月5日火曜日

動く欧州ビッグクラブ ジダン新監督誕生 オリンピックイヤー U-23は?

 CWCで優勝したバルセロナは帰国後ベティスに4-0と快勝しながら、年明けのバルセロナダービーでエスパニョールのホームでスコアレスドローで直近のリーガ3試合は△○△で、1試合少ないながらもアトレチコ・マドリードに首位を明け渡した。
 3位のレアル・マドリードは12節のクラシコをホームで0-4という屈辱的な負け方をしてなんとなくチームの歯車がかみ合わない状態だったが、15節にビジャレアルに敗れ18節にバレンシアに引き分けてしまった。 レアルは個々の力では他を圧倒する力を持ちながら、チームとしての戦い方ができていない。 しびれを切らすサポーターに対してやっと下した判断がジダン新監督。 監督経験のないジダンをシーズン途中に起用するという大博打にでた。

 プレミアでは年末に不振が続くチェルシーが、モウリーニョを解任、後任はヒディンク。何故かモウリーニョはチェルシーサポーターに愛されている。 レアル時代は選手に対し高圧的で選手との間に溝を作ってしまった。また攻めて勝つというスタイルしか許されないレアルのサポーターに対しても相当な苦しんだ。そういう意味ではプレミアは彼にとって最高の場所だったはず。

 マンUのファンファールも苦しんでいる。 高額な選手の移籍も全く効果がなく。出て行った選手は各クラブで活躍しているという常態。 先日、ファンファール辞任という話もあったが、マンUの首脳陣の必死の引き留めがあったようだ。公式戦8試合勝ちなしで臨んだスウォンジー戦を2-1で勝利してやっと首の皮が1枚残ったようだ。 まあ、次の監督の人事は該当者がいないというのが現状というところですね。

 この冬のシーズンで一番ビックリしたのは、グラウディオラ。バイエルンの監督を辞めることをクラブに意思表示。 満を持してプレミア入りするようだ。 マンチェスター・シティが濃厚らしい。 個人的は人格者であるペジェグリーニにシティにいて欲しい気もするが、彼ならばもっと下位のチームでも上位にあげる裁量があると思う。

 岡崎のレスター・シティが一時プレミアの首位にいて驚く。現在は2位だけれどその戦いぶりが素晴らしい。 キックアンドラッシュのような古きイングランドスタイルを残しながらも、ヴァルディ、マフレズの攻撃力は凄い。 シーズン開幕当初は岡崎の守備の貢献が重宝されたが、いまやカンテとドリンクウォーターの2人のボランチが縦横無尽に動くので途中交代が多くなった。 特にカンテは当初マケレレのような選手だと思っていたが、今の守備範囲をみるともっと広くて精力的。近くフランスの代表にも選ばれるでしょうね。

オリンピックイヤー
 U-23のオリンピック予選が始まる。今回はカタール・ドーハでのセントラル方式で短期決戦になる。 試合も中2日という過酷日程で選手の体調など無視した大会になる。 
本来ならホームアンドアウェイで時間とともにチームに結束や経験が生まれるという成長もできる期間を過ごせるのだが、このような短期決戦は体調管理が一番のキーポイントになる。 
 肝心なU-23の調子の方は、12月の中東遠征でイエメン、ウズベキスタン相手に0-0のスコアレスドローという結果。初戦はU-20(世界大会)でも活躍した北朝鮮相手で今のU-23にとっては手ごわい。 J3参戦もあまり成果出なかったし、なんとなくチームに核がないという感じのU-23だが、大丈夫なのだろうか? 手倉森監督は横一線のようなことを言ったが、そうであればかなりオリンピックは出場は危ない。