2016年5月31日火曜日

CLはレアル・マドリードの勝利で終わったけれど、今シーズンのサッカーシーンはまだまだ続く

シーズン途中で監督になったクラブのレジェンド ジダン(仏人として初めてのCL優勝監督となった)はやはりなにか持っているんでしょうね

CLの決勝はマドリードダービーでレアルがPK戦の末11度目の優勝を果たした。 ミラノのサンシーロの気温は27度ということだったけれど、ピッチは風が通らないスタジアムだから、実際30度以上あったと思われる。 あの運動量を誇るアトレチコの選手でも延長で足を痙攣させる場面が多くて、いかに過酷な試合だったかわかる。 とくにアトレチコのフェリペ・ルイスが走れなくなるとは思ってもいなかった。 アトレチコは2本のPKを外して敗れたのだが、レアルは最後あまり調子のよくなかったCR7が最後のPKを決めるという千両役者ぶりを見せてシーズンを終わらせた。 個人的には日本でアトレチコの試合を見たかったけれど、CWCの日本での大会でアトレチコだと盛り上がりにかけるかもしれないし、日本の関係者はレアルの勝利で胸をなでおろしたのではないでしょうか? レアルは個々の選手の能力は高いけれど、組織という面ではあまり魅力はない。クラシコくらいしかCR7も守備をしないから、今年のCWCはテレビ観戦で充分だと思っている。 

 ここ3シーズンのヨーロッパのサッカーシーンはリーガ勢の強さが目立つ、CLはバルサ、レアル、アトレチコの3強は必ず上位にいるし、ECはセビージャが3連覇している。逆にプレミア勢の凋落目立つ。 プレミアは各国から優秀な選手が集まってはいるのだけれど、組織として機能していないチームが多い。だからレスターのようなチームが優勝するチャンスがあるのだと思し、岡崎のような身を粉にしてチームに貢献するFWは賞賛される。

コパ・アメリカ・センテナリオ

今年は南米選手権の100周年ということでアメリカ大陸全土から米国に各国が集まっての大会になる。 今まで南米選手権にアメリカ、日本などの国が招待されることはあったが(メキシコは常連の出場国)、ここまで大規模な大会をやるとは思っていなかった。 今、米国では第2次サッカーブームでアイスホッケーを抜いて4大スポーツにサッカーが食い込んでいる。94年のW杯に比べ、ヒスパニック系を中心に確実に米国全土に根付いているようだ。
 
CONMEBOL (10チーム)
 アルゼンチン  ボリビア  ブラジル  チリ  コロンビア  エクアドル  パラグアイ  ペルー  ウルグアイ  ベネズエラ
CONCACAF (6チーム)
 アメリカ合衆国 (開催国)  メキシコ (自動的に出場)  コスタリカ (2014年コパ・セントロアメリカーナ優勝)  ジャマイカ (2014年カリビアンカップ優勝国)  ハイチ (プレーオフ勝者)  パナマ (プレーオフ勝者)

以上16か国で戦うのであるが、EUROと違って個々の能力と駆け引きが面白い。戦術的には守備からのカウンターのチームが多いので玄人が好むゲームが数多くあって一瞬でゲームが決まることが多い。コスタリカやジャマイカが南米勢の中でどのような試合をするかちょっと興味がある。
日本時間で6月4日 10:30AMにアメリカvsコロンビアの開幕戦で始まる。
 決勝は6月27日 9:00AM メットライフ・スタジアム

EURO2016

欧州は4年に1度の選手権 今年から出場国が16か国から24か国に拡大
A フランス  ルーマニア  アルバニア  スイス
B イングランド  ロシア  ウェールズ  スロバキア
C ドイツ  ウクライナ  ポーランド  北アイルランド
D スペイン  チェコ  トルコ  クロアチア
E ベルギー  イタリア  アイルランド  スウェーデン
F ポルトガル  アイスランド  オーストリア  ハンガリー
の6グループで予選を行う
開幕戦は日本時間 6月11日 4:00AM フランスvsルーマニアで開幕し
決勝は7月11日 4:00AM サンドニ

こちらはコパに比べると華やかなイメージ。 個人的にはベルギーがどのような試合をするか、各国のリーグで活躍する選手がいるだけにかなり興味がある。クロアチアも地味だけれどよさそうな気がする。 

ブックメーカーの優勝候補は
1位はドイツ そのあとフランス スペイン ベルギー イングランド イタリアの順番

CLが終わり平常な日々が通常だとおわるのだけれど、しばらく寝不足が続きそう。 ベビメタちゃん達のヨーロッパツアーもあるし仕事に支障がでないようにしないといけない。

2016年5月17日火曜日

怒涛のUS Tour Eastが終わってひと段落 国内フェスどうしよっかな?

 ベビメタちゃんは凄い勢いで進化していて、ちょっとついて行くのに大変。ネットにアップされる動画でけっこう楽しましてもらったけれど、アメリカのツアーの盛り上がり方は半端なかったですね。 今回はセットを組まずにすむホールのツアーで3000人以下のところだったけれど、もう収まりきらないような勢いで次回どうするんでしょうか? といういらぬ心配をしてしまいます。


 東京ドームの前に国内のフェスに参加してみようと、大阪のサマソニに焦点を絞っていたのですが、7000人キャパのSONICステージの発表で入場規制は避けられそうにないですね。プラチナチケットでと思っていましたがプラチナでも入場規制があるのですね。交通費とチケット代で5万くらいかかるし、トリだとしたら日帰りは無理ということでこちらはあきらめました。 とりあえず8月6日(土)ROCK in Japanしかなさそうですが、GrassStageの出演だと会場が広すぎて大変かも? 昨年のMETROCKくらいの大きさだといいのですが...。 とりあえず4次の申し込みは今日中なので申し込みだけしておこう。

2016年5月3日火曜日

レスター・シティ奇跡の優勝 2年連続の奇跡だね キツネ様のご加護?

キツネだお!


 昨シーズンは30節で最下位だったレスター・シティ残り9試合を7勝1分1敗で奇跡の残留だったのに、今年はなんと優勝という誰もがシーズン当初想像もしなかった奇跡を起こしてしまった。
 このチームの年棒はプレミアリーグ20チーム中17位のチームでした(所属選手の年棒は81億円でチェルシーの4分の1)。 100億超の高額移籍も珍しくない昨今で移籍選手の獲得も身の丈にあった補強をしていてとても堅実なクラブであり、スカウトチームもとても優秀のようです。
今シーズンの一番の高額移籍は岡崎の700万ポンド(約12億円)でこのチームではかなりの冒険でした。

2番目に高いのはカンテで560万ポンド(約9.5億円)という結果的には超お買い得選手でした。

今年の目標はプレミア残留だった

 今シーズンから急遽指揮をとったラニエリ監督ですが、あくまでもプレミア残留を目標としていて守備の強化を第一の課題にしていました。シーズンの初めは前線からプレスをかけてDFの最終ラインを高くしてショートカウンターで点を獲っていましたが、最終ラインの裏をとられて失点する場面が多くて点を獲りあうスペクタクルな試合が多くてとても面白い存在でした。 シーズンの中盤に入ると最終ラインを下げて失点を減らし、前線の守備からパスコースを絞りカンテ、ドリンクウォーターのMFでボールを奪いロングカウンターで得点を奪い、守りきるという手堅い戦術に変更しています。
 ポゼッションを重視するサッカーが近年もてはやされてきましたが、レスターは全員が同じ目的で全員が全くサボらないというサッカーをします、アトレチコも半端ない運動量で時代はそういうところに移りつつあるのでしょうね。 ビッグクラブのトップスコアラーは守備をほとんどしない選手が多いから、こういうチームが今後増えると思います。 まあ、来年はCLに出て試合数が増えるから今年のように上手くはいかないと思いますが....

MVPはカンテにあげたい

 まあ、岡崎もよく走っていましたがカンテという選手は半端なかったですね。1対1ではほとんど抜かれることがなくてプレスバックも早くて縦横無尽でどこにでも顔を出すとんでもない選手でした。 ヴァーディ、マフレズがトップスコアラーなのですが、個人的にはカンテが今シーズンのMVPだと思います。5大リーグ(英、独、伊、仏、スペイン)でタックルとボール奪取率が現在1位だそうです。

 岡崎個人としては、FWとして守備とダミーとしての動きを期待されて充分に応えていました。イギリスではかなり評価されていましたが、彼個人としてはやはりもっと得点が欲しかったし、それができなかった悔しさは大きかった。 やはりFWだから点を獲ってナンボのものですから当然でしょうね。 しかし、プレミアのDFの強さやコースをふさぐうまさはブンデスより上なので相当戸惑ったようです(詰めの速さはブンデスのほうが速いそうで、そこをかわせばブンデスでは得点がとれたのですが、プレミアでは間合いがあったりするけれど、かならずシュートコースに足がでてきてはじかれることが多くてDFの能力はプレミアのほうが高いと語っていました)。また、得意のニアに走り込みたいのですが、そこに必ずヴァーディが走り込むのでどうしても次の場面を想定しなくてはいけないのでどうしても得点を積み重ねるのが難しくなっています。 もう少しわがままなプレーができればゴール数が増えるのでしょうが、チームがそれを期待していないとなれば出場機会が少なくなるでしょうね。 まあ、ロングカウンターで走る場面では岡崎の足の速さは期待できないから仕方がないのかな?